7月23日 ウイングフィールド 大阪女学院「サイゴの夏休み」を観劇して

遅くなってすみません。大阪女学院高校さんの演劇
「サイゴの夏休み」を見させていただきました。

 同じ舞台上なのに、少し段差をつけて、照明を工夫して違う場所に見せていたのが凄いと思いました。一つの場所が色んな場所に変わっていて、こんな演出もあるんだと関心しました。

 この作品のキャラクターは「小学生」役や「店員」役としっかりとした名前がついていない事にも驚きました。なぜキャストに名前を付けなかったのだろうと思いましたが、演じられた方々のキャラクターらしさは素晴らしかったです。劇中でおばさんと呼ばれていた役の方や小学生役の方がしっかりと年齢に合っていましたし全体的に見ても、幅広い年齢層なのに、それぞれの役がピッタリとはまって演じられていたので、物語に強く引き込まれました。あゆみちゃんは何をしたかったのかな?と考えてしまいました。

 小学生と高校生が登場しますが、携帯の古さで、小学生は高校生の自分の過去だと分かりやすく伝わりました。時代に応じた小道具の使いかたなど、細かい点も工夫されていると思いました。

 今の自分が客観的に過去の自分を見ている感じで昔を思いだしている演出と、今の自分が日記を読んでいるのに過去の自分とリンクしているのが凄いと思いました。過去の自分と今の自分がバシッと目が合っていたのに、違う場所と時間にいたのが、何であんな風に見せられるのか不思議だった。凄いと思いました。

 小学生役の、猫のまねがものすごく上手かった!最初、小学生になってしまった猫かなと思ったくらいです。部屋を荒らすシーンの迫力もすごかった!
 猫の声も部員の方が生で演じていて、驚きました。本物の猫の声かと思うくらいでした。
 皆さん、物語を通しての表情の変化やマイムなども自分と同い年には見えない位凄く上手で、驚きました。

 小学生役のエキストラと高校生役のエキストラは同じ人なのかな?と思いましたが、違う人なのか…?エキストラが多すぎて、誰がメインで誰を重点的に見るべきなのか少し迷ってしまったり、暗転が多いのと、明点してからなかなかキャストが出てこない時が何回かあったのは気になってしまいましたが、言葉に出来ない位感動して、涙が止まらなかったです。とてもよい勉強になりました。

まとまりのないレポートですみません。
大阪女学院のみなさん、ありがとうございました。お疲れ様でした。

担当 堺西高校演劇部一同