Fw: HPFレポート

大阪信愛女学院HPF感想

大阪市咲くやこの花高等学校 鷲見肇

照明がついて、僕たち目に飛び込んできたのは、普段の高校生活そのものだった。授業が始まる前の喧騒や、たわいのない会話。見ていて「僕たちも、いつもこんな感じだよなー。」と、思ってしまうほど日常の描写が上手だった。

そして、照明も綺麗だった。特に、学校中の人達が舞花の悪口を言う場面での照明が印象的だった。

ピンクと緑の照明は、妖しげな雰囲気を醸し出していて、高校生活の闇を表しているかのようだった。

ただ、僕が思ったのはストーリーにもっと枝葉をつけてもよかったのではないか?と、言うことだ。

恋愛だけで60分やると、さすがに話の先が読めてしまうので、もっとあずさや、隼人の身の回りの人達の恋模様も描いたらより面白くなるのではないかな?と、思った。

とは言うものの、改めて高校演劇の楽しさに触れることができ、良い観劇になったと思います。