枚方なぎさ高校『人体模型の夜』

7月24日、シアトリカル應典院にて枚方なぎさ高校の「人体模型の夜」を観させていただきました。

人体模型に触れることをきっかけに場面転換がされ、そこから様々な話が繰り広げられる演出の仕方は本当に素晴らしかったです。ボールが大きくなっていく工夫は飽きずに観る事ができ、さらにおもしろさも加わり見ていて笑ってしまいました。全体的にテンポが崩れる事なく会話がスムーズに進行されていて、聴き取りやすく、さすがなぎさ高校さんだなと感じました。照明では、開演までの緑色の照明の色がとても心地よく、魅入ってしまいました。しかも、それを1年生がされていると言う事にとても驚きました。カーテンコールでの青、緑、ピンクを混合させた色の影も本当に綺麗で勉強になりました。音響では、「セルフィネの血」の場面で民族歌謡のような曲を使っていてセルフィネ島が南国の島のような風に感じられ、曲がとても合っていました。ハーリティがお祈りをする場面での奇妙さも、その音で一層引き立たせられていてリアルにゾッとして怖くさせられました。3年生が一人で1.2年生を引っ張って行かれているのが演技からもとても伝わりました。ですが、2年生の演技力がも素晴らしく女役の方の難しい長ゼリフの時にも表情が豊かで、キャラがちゃんとそこに生きていて観ていて長ゼリフでもあきさせないところに感激しました。さらに、1年生がまだ入部して数ヶ月なのですがそれを思わせない演技力で驚きました。

最後に、枚方なぎさ高校の皆さん本当にお疲れ様でした。

淀川工科高校